鹿児島県出水市は、毎年10月中旬頃から翌年3月頃にかけて、約1万羽のツルが渡来する日本最大のツル渡来地です。
出水市ツル観測センターへ行ってみた!
見てください、見渡す限りツル!!!ツルだらけです。初めて見る方は、数の多さに驚かれること間違いありません。
出水市でしか見られない圧巻の景色です。ツルは、国の特別天然記念物にも指定されています。そのツルが沢山見られるのですから、縁起が良さそうですね。
◇ツル渡来時期:10月中旬〜12月頃
◇ツル滞留期間:10月中旬〜翌年3月頃
◇ツルのピーク見頃:12月〜翌年1月頃(常時1万羽・5種類のツル)
渡来時期であれば比較的どの時間帯でも、ツルが餌を食べる様子や、羽繕い、飛び立つ様子を見ることができます。渡来中心地に行く道中の道路からでも、こんなに間近にツルを見ることが出来ます。子供のツルもいますよ。可愛いー♡鳥インフルエンザが発生中の時は、蔓延を防ぐ為にいつもより少し後ろで餌やりをしていますが、それでも十分楽しめますよ。
目の前に1万羽ツル!出水市ツル観察センター
一般観光客の方は、展望所『出水市ツル観察センター』がオススメです。出水市に渡来するツルについて詳しく知ることが出来ます。ツルの渡来時期は寒いので、室内から見られるのは有難いですね。中にはお土産屋さんや、喫茶店もあります。
料金:大人210円/子供100円
営業時間:9:00〜17:00
営業期間:11月1日〜3月第4日曜
アクセス:JR・肥薩おれんじ鉄道出水駅下車、車で約20分
コーヒー150円。最中130円。
喫茶内は静かで、雰囲気が良くゆっくりできます。
出水市に渡来する鶴の種類は、『ナベヅル・マナヅル・クロヅル・ソデグロヅル・アネハヅル』で、ナベヅルが主に渡来しています。渡来数と種類は、日本一の多さです。
2階の展望所は見晴らしが良く、先の方までツルを見ることができます。たまに近くを飛んでくる、人懐こいツルもいて屋外ならではの臨場感があります。
あと、出水市ツル観察センターの外にある売店では、美味しい焼き芋が売られています。安納芋の焼き芋は、トロトロで美味しいですよ~♪
ツルを見た後は、もう1つの日本一『箱崎八幡神社』を見に行きましょう!
ツルの渡来地から、車で約15分の所にある日本一の大鈴がある『箱崎八幡神社』です!
入り口には、出水市のシンボルのツルがお出迎え♪
この日本一大きな鈴は、『為せば成る(鳴る)。大願成就の大鈴』と言われており、高さ4メートル・直径3.4メートル・重さ5トンもあるんです。
鈴の中をくぐると、願いが叶うそうです。幅が大人1人ギリギリなので、結構くぐるの大変!笑
この大鈴をバックに、記念撮影ができるスポットもあります♪
参道では、季節の梅や桜が綺麗に咲いています。
境内前のお土産屋さんで、甘酒をいただく♡
隣には、昔の農具が飾られている休憩室もあるので、飲み物を買って、のんびり休憩もできますよ。
出水酒造「五萬石(蕎麦屋)」
●住所:〒899-0208 鹿児島県出水市文化町358
●営業時間:9:00~17:00
神社を巡って小腹が空いてきたら、箱崎八幡神社から車で5分ほどにある、出水酒造(株)内のお蕎麦屋さん「五萬石」がお薦めです。出水酒造のカラーである緑色の建物が目印です。工場見学も可能です。焼酎はもちろん、地元土産も購入できます。
出水市内で収穫した蕎麦を使用している、十割手打ちのお蕎麦がとっても美味しい♪
お蕎麦の種類も豊富です。単品のざる蕎麦は、750円〜。こちらではお酒の試飲も可能です。
この日は稀勢の里関の、横綱昇進のお祝いで、受付で記念品のお酒を配っていました♡稀勢の里関の師匠である、田子の浦親方が出水出身という縁で、田子の浦部屋を応援しているそうです。
出水麓武家屋敷群
約44ヘクタール(東京ドーム9つほど)の広さで、大河ドラマ「篤姫」のロケ地にもなったことでも有名です。一般公開されている「竹添邸」「税所邸」「出水麓歴史館」では、内部を見学することも可能です。約30分~1時間ほどで楽しめるスポットです。
●営業時間:9:00~17:00
●住所:鹿児島県出水市麓町5ー17
●料金:大人500円/小中学生300円
●年中無休
日本一のお地蔵さん
出水麓武家屋敷の近くには、超でかいお地蔵さんもいます。一刀彫りでは日本一の大きさで、台座まで含めると4.15mもあるそうです。
●出水市麓町の八坂神社境内
まとめ
1万羽のツルが、水田に広がる光景は圧巻です。自然の素晴らしさを間近で感じることができます。全国各地からファンが来るのも納得です。一斉に飛び立つツルを撮るなら、早朝6時〜7時頃の朝焼け時がお薦めです。この時間は、ツル愛好家の方々が大きなカメラを持って撮影しています。肉眼でも充分楽しめますが、もっと楽しみたい方は、双眼鏡があると良いかもしれません♪